欲しい方いらっしゃいますか? 第27回朝日賞佳作受賞作品の 第2曲目 の楽譜
こちらへ移行しました。お手数おかけいたします。 http://shutomusic-school.com/2020/04/16/朝日賞佳作受賞の楽譜欲しい方いませんか?/
※イベント中止・延期のおしらせ 室内合唱団 日唱 第27回定期演奏会 オリンピックに寄せて
こんにちは。 今回は、イベント延期のおしらせ をさせていただきます。 室内合唱団 日唱 第27回定期演奏会 オリンピックに寄せて という公演が2020年 4月 15日(水)に予定されていましたが、 主催の日本合唱協会さんから以下の文面で中止、延期が発表されています。 新型コロナウィルス感染拡散防止のため本公演を中止、オリンピック2020の延期に合わせて公演を延期します。 その際はホームページにて情報公開します。 詳しくはこちら。 楽しみにしてくださった方には、申し訳ございません! また、動きがありましたら、こちらのブログでもおしらせさせていただきます!
レッスン *通信教育もやっています!
こちらへ移行しました。お手数おかけいたします。 http://shutomusic-school.com/2020/04/20/wasei002/
楽曲分析のレッスン
こちらの記事は下記に移行しました。お手数おかけいたします。 http://shutomusic-school.com/2020/04/18/楽曲分析のレッスン/
混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について⑦第4楽章について
こんにちは! 本城先生率いるパナソニック合唱団さん委嘱作品 混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について、前回の⑥では、第3楽章についてお話をしてきました。 今回の⑦では、第4楽章について少しずつお話ししていきます。 第4楽章はジーグとロンドの掛け合わせです。 まずジーグからお話しします。 ジーグまたはジグやギグ(gig 英、gigue 仏、giga 伊)は、フランス語で「踊る・はねまわる」という意味を持ちます。3拍子あるいは複合拍子で書かれ急速なテンポです。16世紀ごろにイギリスで起こったとされ、古典組曲の第4曲目が定席となっている。 こちらもフランス風とイタリア風があります。 フランス風は6/8拍子で言う所の「ターンタタン」という付点8分+16分+8分のリズム、模倣やアウフタクトが特徴です。 イタリア風は器楽曲としては、12/8拍子で「タタタ」という8分音符3つのまとまりや、「タンタ」4分+8分のまとまりによって旋律が形成されるのが特徴です。 ロンドは、ロンドー(rondeau 仏)といってフランス語で「回るもの」という意をもつ、13〜15
混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について⑥ 第3楽章について
こんにちは! 本城先生率いるパナソニック合唱団さん委嘱作品 混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について、前回の⑤では、第2楽章について、詩をどのように扱い、どのような音を書いたかという話を、作曲手順を含めて書き表しました。 今回の⑥では、第3楽章について少しずつお話ししていきます。 (実は3楽章→1楽章→4楽章→2楽章という順で書いたことをここに書いておきます。) 第3楽章は、サラバンド×スケルツォです。テンポも雰囲気も違うこの二つの様式をどのように組み合わせたと思いますか? まず、サラバンドについて少しお話しします。 サラバンド(sarabande 仏、sarabanda 伊)は、3/2や3/4拍子で、荘重な趣の緩やかなテンポの曲調で、古典組曲では第3曲目が定席です。基本的には、旋律は歌謡的で和声的な音楽です。1拍目と、2拍目の付点リズムにおける重点が、リズムとしての大きな特徴です。 歴史としては、中米からスペインへ渡りヨーロッパに広まっていったといわれています。 私はこのリズムの特徴に、ある種の強さや怒りを感じることがあります。 次はスケ
混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について⑤ 2楽章についてその2
混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について、前回の④では、第2楽章に関連してクーラントと変奏曲についてお話をしました。 今回の⑤では、実際に2楽章でどのように詩それらを扱ったか、言語についてもどのような処理をして曲に結びつけたか、作曲手順を含めて少しずつお話ししていきます。 まずは、この2楽章でやりたかったことについてお話ししたいと思います。前回にお話しした通り、クーラントと変奏曲を合わせるということは発案当初から思っていたことでした。ただ、もともとクーラントは変奏も伴うこともあるので、一緒にしたところで、異質のものをあえて合わせているとは言えないのかもしれません。そこで、ほかの要素も加えたいと思いました。 今回の作品では八木重吉さんの詩を扱っていますが、彼が英語教師だったこと、キリスト教信者だったことということから、英語とラテン語というキーワードが私の脳裏に焼きつきました。そこから、変奏曲と結びつけ、「言語における変奏≒言語の変換」という解釈で日本語の詩を英語とラテン語の翻訳をしたものという3つの言語を使用するというアイデアに至りました。も
混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について④ 第2楽章について
こんにちは! 本城先生率いるパナソニック合唱団さん委嘱作品 混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について、前回の③では、第1楽章について、詩をどのように扱い、どのような音を書いたかという話を、作曲手順を含めて書き表しました。 今回の④では、第2楽章について少しずつお話ししていきます。 第2楽章は、クーラントと変奏曲の掛け合わせです。そして、後から説明しますが、「模倣」も取り入れています。さらに、「言語における変奏≒言語の変換」として日本語の詩を英語とラテン語の翻訳をしたものを使用しています。このことは、このソナタ第2番の作品の大きな特徴の一つであり、私のいままでの作品の中の初めての試みです。 今回は、クーラントと変奏曲について、少しお話をします。 まずクーラントについてお話をしたいとともいます。クーラント(courant 英、courante 仏)は「変奏」を伴うことも多い曲種で、古典組曲の2曲目を定席とします。言葉としては、走る・流れる・揺れるなどの意味を持つクリール(curir 仏)から派生した語で、大きく分けて二つのタイプがあります。 一
混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について③ 第1楽章について
こんばんは! 本城先生率いるパナソニック合唱団さん委嘱作品 混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について、前回の②では、アルマンドの特徴とソナタ形式について少し説明しました。 今回③では、第1楽章について、詩をどのように扱い、どのような音を書いたかという話を、作曲手順を含めて書き表すことに挑戦したいと思います。 実際の詩を掲載しながら話を進めますが、楽譜は登場させません。また、ある意味ネタバレ?のような感じになってしまうかもしれませんが、拙い文章ですがお話しさせていただき、少しでも興味を持って聞いてくださる方が増えたらと思っております。 つきましては、ぜひ、今年2020年9月5日(土)のパナソニック合唱団さんの定期演奏会にお越しいただき、演奏をお聞きいただければと思います。(7月12日(日)に学生さんとのジョイントコンサートでもいくつかの楽章を演奏いただきます。) さて、詩ですが、全4楽章、八木重吉さんの「秋の瞳」から選ばれ、第1楽章では「おほぞらの 水」を取り上げました。 今回の創作は、過去の兄弟作品と同様、声楽作品で器楽の形式を応用するとい
混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について②
こんにちは! 本城先生率いるパナソニック合唱団さん委嘱作品 混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について、前回の①では、私が声楽作品における器楽の形式を応用してきた理由をお話しました。 先日すべての楽章が作曲できたので、1楽章から順に曲についてお話をしていきたいと思います。 第1楽章は、アルマンドとソナタ形式の掛け合わせです。 なるべく短い言葉数で説明するのは難しいですが、以下、アルマンドとソナタ形式について説明しながら、今回の創作についてお話ししたいと思います。 アルマンド(allemande 英、仏)はフランス語で「ドイツの」という意味で、一般的には古典組曲の第1曲目が定席です。多くは4/4拍子で(2/2のものもあります)、通常は16分音符または8分音符で1つあるいは3つのアウフタクトを伴い、全体が16分音符で流れていくような比較的中庸のテンポの舞曲です。前半と後半がほぼ同じ長さの2部分による形式です。 元々は、16世紀頃、2拍子系の音楽に合わせて何組もの男女が一列になってステップを踏見ながら進んでいくタイプの比較的遅めの踊りでした。17〜