
新作初演 余呉の羽衣伝説 制作日記 その004
新作初演 余呉の羽衣伝説 制作日記 その004 ということで、今日は 作曲していての苦労話?を盛り込みながら 制作途中の音楽の話を少ししたいと思います。 の前に、今回もチラシをば・・・ さて、今回の作品は、曲数としては12曲になります。 進行上曲間を取らずすぐに次の曲に続く(複数の曲が続けて演奏されるので曲が区切られているか利き手はわからない)ものもありますが、それぞれ場面に合わせた音楽を考え配置していきます! 制作日記002 でお話しさせていただきましたが、ナレーターと天女と太夫の3者が登場します。 実は、その3者のすみ分けを、演奏者1人(今回はソプラノ一人)でしなければならない、というところに一番苦労をしています。(フルート、ピアノの奏者は喋りません!) さて、どうしようかと思い、色々考えましたが、 演奏者の裁量で音色や高さを変えることはもちろんやっていただきながら、 演奏(表現)法を(ある程度)制限する ということに可能性を見出しました。 具体的にちょこっとお話ししますと、 ナレーターは、朗読 天女は、歌(いわゆるメロディがしっかりある「歌

新作初演 余呉の羽衣伝説 制作日記 その003
新作初演 余呉の羽衣伝説 制作日記 その003 ということで、今日は編成の話を少ししたいと思います。 今回のチラシをもう一度ご覧いただきましょう! このメンバーから、お三方に登場していただく予定となっています。 さあ、どなただと思いますか? 正解は、 ソプラノの脇坂法子さん、 フルートの吉延佑里子さん、 ピアノの椴山さやかさんです! この編成、一部の「イサダになった娘」と同じ編成でということで、これも依頼主参加らの指定でした! ということで、次回は 作曲していての苦労話?を盛り込みながら 制作途中の音楽 について簡単にお話ししていきたいと思います!
新作初演 余呉の羽衣伝説 制作日記 その002
こんばんは! 新作初演 余呉の羽衣伝説 制作日記 その002 ということで、今日はテキストと構成の話を少ししたいと思います。 今回のイベントは、 三田村正子さん 作詩 余呉湖の羽衣伝説 を使用、ということで依頼を受けました。 作者の三田村さんは1930年東京に生まれ、1941年彦根市に移った方で、その後長浜に住まわれ、中学校の講師をされていたそうです。 ここには原文を全て載せられないので詳しい説明はできかねますが、物語には羽衣をまとった天女と、漁師の桐畑太夫が登場します。 この作品は、物語を説明するナレーターが語っている部分、天女と太夫2人の登場人物のセリフ、が混在する形で書かれている詩ですので、作曲するためにはまず、全体をよく読み、誰が話しているのかを明らかにする必要がありました。 読んでいて、方言?と思われるところがあったので、先日、長浜市出身のご家族をもつ方に聞いてみたりもしました。 次に、どの部分をどのような表現方法にするか(歌なのか語りなのか等)を決めていきました。 ここは、ナレーター・天女・太夫の3者の誰が言っているのか、わかるような

新作初演 余呉の羽衣伝説 制作日記 その001
こんにちは! みなさまおひさしぶりの投稿となってしまいましたが、年末年始は演奏の本番やら、作曲・編曲、音源制作等でバタバタしておりました(今もですが笑)。 さて、今年(来年度)の4月27、28に 近江の春琵琶湖クラシック音楽祭 が開催されます! https://festival.biwako-hall.or.jp/2019/ その関連イベントとして、米原市民交流プラザ(ルッチプラザ) http://www.city.maibara.lg.jp/soshiki/kyoiku/plaza/index.html で、4/20(土)に 近江民話ものがたり&日本のうた と題しました、イベントが行われます。 このイベントで、拙作「余呉の羽衣伝説」が初演されることになりました! 滋賀県に移ってから1年経ちましたが、このようなお仕事を仰せつかるのは大変うれしいことです。 イベントのチラシですが、以下をご覧くださいませ! ということで、断続的になると思いますが、制作日記を投稿していきたいと思います! さて、いわゆる羽衣伝説は、全国各地にあるそうですが、余呉湖が舞台