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山田和樹 アンセム・プロジェクトコンサート Road to 2020 秦野公演 2019.09.01


 おはようございます。首藤健太郎です。

今週も関東に来ています!

 昨日は、ブログのタイトルの通り、

山田和樹 アンセム・プロジェクトコンサート Road to 2020 秦野公演

 を聞きに行っていました!

アンセムプロジェクトとは何かは、こちら

この公演は、山田さんの故郷 秦野での公演で、

オーケストラは 日本フィルハーモニー交響楽団

合唱団は 東京混声合唱団

でした!

 前半の演目は、皆がよく知る、大地讃頌、だったん人の踊り、威風堂々、秦野煙草音頭でした!

後半は、コンダリラ、コモロ連合国歌、アンセムメドレー、序曲1812年、アンコールに、思い出のアルバムでした!

初めの大地讃頌は、佐藤眞先生の混声合唱のためのカンタータ 土の歌 の最終楽章。一般にはピアノ伴奏の方が親が多いと思いますが、元々はこの日の演奏と同じくオーケストラ伴奏。このようなイメージだったのか!と、納得。

 だったん人の踊りは ロシアの作曲家アレクサンドル・ボロディン 歌劇 イーゴリ公 の中の一場面の音楽。巷でも、TVCMなどでもよく聞くのではないかと思います。高校時代、オーケストラ部に所属していた自分はこの曲を久しぶりに生で聞き、懐かしくなりました。ちなみに担当楽器はコントラバス。私はオーケストラのみの演奏をしたことはありましたが、合唱が入るバージョン、ものすごい熱い演奏で楽しめました!

 続いて、エドワード・エルガーの作品、行進曲 威風堂々 第1番。こちらの曲も、部活で演奏したことがありました。こちらも名旋律ですよね。こちらも合唱付版は初めて拝聴。

 前半最後は、秦野煙草音頭。秦野市はかつては葉タバコの産地。昭和25年に小島喜一さん作詞、中山晋平さん作曲で作られたこの曲は、耕作者の慰労のために始まった(昭和23年〜)秦野煙草祭で踊られるようになったそうです。

 そしてこの曲、今回、アレンジを担当させていただきました。

合唱に加え、西洋のアンサンブルである2管編成のオーケストラに、打楽器チームは、日本のお囃子の笛なしで、長胴太鼓(いわゆるお祭りで使う櫓太鼓)×1、締め太鼓×2、チャンチキ×1という編成。舞台上には踊り子さんたちもいらっしゃいましたね!最後は合唱の皆さんと、お客さんで一丁締めをする仕様にしました。

 後半は、オーストラリアの作曲家スティーブン・リークのコンダリラ(滝の精)。会場の舞台と客席から合唱メンバーの歌が少しずつ聞こえてきます。先住民アボリジニの神話に関係していて、鳥や風などの自然の音が聞こえてくる、とてもユニークな作品。以前東混さんで拝聴していましたが、うん、今日楽譜屋さんに注文に行こうかな。

 2曲目は、コモロ連合国歌 偉大な島々の連合。 こちらは、今アンセムプロジェクトの編曲チームでご一緒している森田花央里さんの編曲。彼女は、作編曲はもちろん、ジャズピアノプレーヤーとしても活躍中。元の旋律の持つ音楽を引き出しながら、彼女のセンスが光る優れたアレンジ。3管編成のオケに対して、合唱がもりもり歌います。全国歌の中で、山田マエストロ一押しの国歌。ちなみに、コモロ連合はアフリカ東海岸の4つの島です。

 続いて、信長貴富先生編曲の、 アンセムメドレー 風わたる、島々の歌。

日本の大人気合唱作曲家である信長先生は、アンセムプロジェクトの監修者であり、国歌はもちろん、それぞれの国の国歌以外に愛されている愛唱歌をいくつかまとめたメドレーの編曲を担当されています。この編曲は、オセアニア・カリブ・日本の島々で親しまれている歌をまとめたもの。ノリノリで、とても色彩豊かなオーケストラに乗って歌われる、思わず笑顔になってしまう逸品。

 プログラム最後は、ピョートル・チャイコフスキー作曲、序曲1812年。

こちらも高校時代に演奏したことがある作品だったので、個人的な思い入れが強く、偏った耳で聞いてしまいましたが、それを除いても、あの疾走感・エスプレッシーヴォ・盛り上がりは、生演奏でしか体験できないですね。今回は、客席の前方左右に配置されたバスドラム(=大砲の音)と、客席の下手側に待機していた、この日のために結成された少年少女達の合唱団、舞台上手からは、ぱんだウインドオーケストラさんから5名のバンダが加わった豪華な編成!

 そして、アンコールは、思い出のアルバム。こちらの曲も、アレンジを担当させていただきました!

なんと光栄な。

 原曲の持つそれぞれの季節のイメージを拡張、最後は卒園して学校に向かうワクワク感をだしました。自分なりにやりたいことを盛り込ませていただきました。終盤手前のアカペラ部分は涙してくれた方もいたようで、本当に嬉しいことこの上ないです。

 今回、プロの指揮者・合唱団とオーケストラに、編曲を演奏していただいたのは、今まで生きていた中で初めてです。なんと嬉しいことでしょう。学生時代は、作曲作品は学内では選ばれず、学校のオケには演奏してもらえなかったので、自作をやるために仲間にお願いしてやっていただいてました。こうして、今回プロの方々に演奏していただけたのは、当時学生だったみんなが、未熟な私の作品を音にしてくれた経験があってのことです。今回のライブラリアンのKさんには沢山のご迷惑をおかけしながら、アドバイスをいただきました。今回のスタッフの方々、関係者の方々、そしてそして、山田マエストロはもちろん東混さんオケの皆さん、本当に

ありがとうございました!

これからも、良い作品、音楽を目指して行きます。

一日30分でも、20分でも、10分でも、勉強し、前進します。

さて、本日は、とあるスコアをコンピュータで写譜、早朝ランニング30分、からの、第9期(最後!)のアンセム録音立会いに行ってきます!


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