• 首藤健太郎

混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について⑦第4楽章について

 こんにちは!


本城先生率いるパナソニック合唱団さん委嘱作品


混声合唱とピアノのためのソナタ第2番 について、前回の⑥では、第3楽章についてお話をしてきました。


 今回の⑦では、第4楽章について少しずつお話ししていきます。


 第4楽章はジーグとロンドの掛け合わせです。


まずジーグからお話しします。


 ジーグまたはジグやギグ(gig 英、gigue 仏、giga 伊)は、フランス語で「踊る・はねまわる」という意味を持ちます。3拍子あるいは複合拍子で書かれ急速なテンポです。16世紀ごろにイギリスで起こったとされ、古典組曲の第4曲目が定席となっている。


 こちらもフランス風とイタリア風があります。

フランス風は6/8拍子で言う所の「ターンタタン」という付点8分+16分+8分のリズム、模倣やアウフタクトが特徴です。


 イタリア風は器楽曲としては、12/8拍子で「タタタ」という8分音符3つのまとまりや、「タンタ」4分+8分のまとまりによって旋律が形成されるのが特徴です。


 ロンドは、ロンドー(rondeau 仏)といってフランス語で「回るもの」という意をもつ、13〜15世紀にフランスの詩と音楽の重要な声楽曲の形式であったようです。18世頃には器楽曲として確立されましたとされます。ロンド(rondo)形式としてはAという主題の間にBやCなどを挟んでいく、食べ物でいいうとサンドイッチやハンバーガー(パン・レタス・パン・チーズ・パン・肉・・?)のような形式です。従って、Aの主題がなんども出てきます(ABACABAD・・・)。特に、ABACA を小ロンド形式ABACABA を大ロンド形式といったりします。ソナタ形式と合わさったものをロンドソナタ形式といったりします。



 今回の創作では、フランス的な模倣と、イタリア的な音の動きを併せ持ち(旋律の構成方法)、ロンド形式を利用した展開の曲を作りました。

 

 詩は、以下です。

・・・・・・・・・・・

  うつくしいもの



わたしみづからのなかでもいい

わたしの外の せかいでも いい

どこかに 「ほんとうに 美しいもの」は ないのか

それが 敵であつても かまわない

及びがたくても よい

ただ 在るといふことが 分りさへすれば、

ああ、 ひさしくも これを追ふにつかれたこころ

・・・・・・・・・・・


最初の3行をA、4〜6をB、最後の行をCとして、作曲を開始しました。


Aの主題の前に、ピアノソロによる前奏がありますが、これが後々どのようになるのか、また最後はどうなるのか?が聞きどころと思います。


 曲想としては、ダイナミック且つオシャレな響きになっております。


 全7回に及ぶブログで、最新作を文字のみで魅力をお伝えしてみようと思い、書かせていただきました。いかがだったでしょうか?


 ぜひ、少しでも多くの方に、今年2020年9月5日(土)のパナソニック合唱団さんの定期演奏会にお越しいただき、演奏をお聞きいただければと思います。

 パナソニック合唱団さんのHPには、演奏会情報がいつアップされるのでしょうか?楽しみです!みなさんもチェックしてみてください!

 パナソニック合唱団さんのHPはこちら


 それではみなさま、会場でお待ちしております!


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